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32/AI・機械学習 約2分

LLMの入力・出力検査と、ツールの実行権限を確認する

不正な指示を読み込んだ場合でも、閲覧権限と実行権限を守る構成にします。

検索した文書に、不正な操作を促す指示が含まれることがあります。出力の検査も、秘密情報を見逃したり、正当な回答を止めたりする場合があります。検査が失敗する可能性を前提に、取得できる記録と実行できる操作を制限します。

文章の検査と権限の確認を分ける

SC-BD-06 · REV A · 2026.07

アプリケーションの制御
リクエストの処理

入力検査・検索

内容の規則・閲覧権限

モデル・出力検査

生成・検証

ツールの実行

利用者・操作の権限

許可した入力
禁止した出力への対応
ツール権限の確認
外部からの内容

入力・文書

直接・間接の不正な指示

制御の例です。検査の失敗も含めて検証してください。

モデルの前後で検査し、検索とツールでは、それぞれ権限を適用します。
01

外部の文章を、実行すべき指示として扱わない

プロンプトインジェクションは、利用者の入力から直接行われる場合と、文書やWebページなどを経由する場合があります。ジェイルブレイクは安全上の制限の回避を狙うもので、直接の攻撃すべてを指す言葉ではありません。外部の内容とアプリケーションの指示を区別し、実際に受け付ける言語と形式で攻撃を試します。RAGやシステムプロンプトだけで解消する問題ではありません。

02

検索の前に、文書の閲覧権限を確認する

権限のない記録を取得してから、モデルに隠させる方法にはしません。検索する段階で、文書とテナントの権限を適用します。他社の請求書を求める質問、権限を取り消した文書、複数の資料を組み合わせる回答を試してください。出力の検査は追加の対策であり、権限の確認を代替しません。

03

用途に合わせて出力を検査する

出してはいけない情報と、受け付けない形式を定義し、検出した場合に削除するか、回答を止めるか、人に回すかを決めます。秘密らしい文字列の検出だけで、すべての秘密情報を見つけたとは証明できません。根拠の確認は、形式や機密情報の検査とは別に行います。出力制約を通った回答でも、数値や出典が誤っている場合があります。

04

操作を実行する側で権限を確認する

書き込みや外部へのリクエストを実行する前に、利用者、操作、対象、引数を検証します。ツールには業務に必要な権限だけを与えます。例えば振込先の変更など、リスク評価で選んだ操作には人の承認を求めます。モデルが「承認済み」と回答したことを、承認の記録として扱いません。

05

見逃しと、正当な要求を止めた割合を測る

既知の攻撃と通常の業務を使い、不正な出力、過剰な拒否、確認作業の負担を測定します。モデル、指示、データ、検査設定の版も記録します。共通ゲートウェイで検査する場合は、迂回できないか、アプリケーションごとの権限が適用されるかも試します。共通の検査を置くだけで、すべての経路やツールが保護されるわけではありません。

出典・参考資料

// 要点

押さえておきたいポイント

  • 検索前の閲覧権限と、実行時の操作権限を分けて制御します。
  • 入力・出力の検査は、失敗する可能性を含めて評価します。
  • 攻撃の見逃しと、正当な業務への影響を測定します。

// よくあるご質問

よくあるご質問

Q1

プロンプトインジェクションの検査で、安全を保証できますか?

検査には見逃しがあります。文書の閲覧権限、ツール実行時の検証、見逃した場合の影響も含めて評価します。

Q2

ツールの実行権限は、どこで確認しますか?

ツールを実行するコードで、利用者、操作、対象、引数を検証します。モデルの「許可された」という出力を承認として扱いません。

最終更新:

LLMの検査と権限制御を、実際の操作で確かめる。

検索する情報、実行できる操作と想定する利用者を確認します。候補製品の検査機能、閲覧権限と操作権限をベンダーに確認し、業務例と攻撃例を使う検証を調整します。