検索した文書に、不正な操作を促す指示が含まれることがあります。出力の検査も、秘密情報を見逃したり、正当な回答を止めたりする場合があります。検査が失敗する可能性を前提に、取得できる記録と実行できる操作を制限します。
文章の検査と権限の確認を分ける
SC-BD-06 · REV A · 2026.07
入力検査・検索
内容の規則・閲覧権限
モデル・出力検査
生成・検証
ツールの実行
利用者・操作の権限
入力・文書
直接・間接の不正な指示
制御の例です。検査の失敗も含めて検証してください。
外部の文章を、実行すべき指示として扱わない
プロンプトインジェクションは、利用者の入力から直接行われる場合と、文書やWebページなどを経由する場合があります。ジェイルブレイクは安全上の制限の回避を狙うもので、直接の攻撃すべてを指す言葉ではありません。外部の内容とアプリケーションの指示を区別し、実際に受け付ける言語と形式で攻撃を試します。RAGやシステムプロンプトだけで解消する問題ではありません。
検索の前に、文書の閲覧権限を確認する
権限のない記録を取得してから、モデルに隠させる方法にはしません。検索する段階で、文書とテナントの権限を適用します。他社の請求書を求める質問、権限を取り消した文書、複数の資料を組み合わせる回答を試してください。出力の検査は追加の対策であり、権限の確認を代替しません。
用途に合わせて出力を検査する
出してはいけない情報と、受け付けない形式を定義し、検出した場合に削除するか、回答を止めるか、人に回すかを決めます。秘密らしい文字列の検出だけで、すべての秘密情報を見つけたとは証明できません。根拠の確認は、形式や機密情報の検査とは別に行います。出力制約を通った回答でも、数値や出典が誤っている場合があります。
操作を実行する側で権限を確認する
書き込みや外部へのリクエストを実行する前に、利用者、操作、対象、引数を検証します。ツールには業務に必要な権限だけを与えます。例えば振込先の変更など、リスク評価で選んだ操作には人の承認を求めます。モデルが「承認済み」と回答したことを、承認の記録として扱いません。
見逃しと、正当な要求を止めた割合を測る
既知の攻撃と通常の業務を使い、不正な出力、過剰な拒否、確認作業の負担を測定します。モデル、指示、データ、検査設定の版も記録します。共通ゲートウェイで検査する場合は、迂回できないか、アプリケーションごとの権限が適用されるかも試します。共通の検査を置くだけで、すべての経路やツールが保護されるわけではありません。
// 要点
押さえておきたいポイント
- 検索前の閲覧権限と、実行時の操作権限を分けて制御します。
- 入力・出力の検査は、失敗する可能性を含めて評価します。
- 攻撃の見逃しと、正当な業務への影響を測定します。
// よくあるご質問
よくあるご質問
プロンプトインジェクションの検査で、安全を保証できますか?
検査には見逃しがあります。文書の閲覧権限、ツール実行時の検証、見逃した場合の影響も含めて評価します。
ツールの実行権限は、どこで確認しますか?
ツールを実行するコードで、利用者、操作、対象、引数を検証します。モデルの「許可された」という出力を承認として扱いません。
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最終更新:
LLMの検査と権限制御を、実際の操作で確かめる。
検索する情報、実行できる操作と想定する利用者を確認します。候補製品の検査機能、閲覧権限と操作権限をベンダーに確認し、業務例と攻撃例を使う検証を調整します。
