官公庁でクラウドを調達する際は、製品の説明に「ISMAP対応」とあるだけでは判断できません。どのサービスが登録され、必要な機能がその範囲に含まれるかを確認します。登録の確認と、個別の調達条件への適合は、分けて扱います。
サービスの範囲から調達資料まで
SC-TL-02 · REV A · 2026.07
01サービスの範囲
機能・運用者
02対象となる制度
ISMAP・LIUの条件
03監査・申請
資料・審査
04調達への回答
案件ごとの仕様
作業の整理例です。登録に要する期間を示すものではありません。
サービス名と登録の範囲を照合する
ISMAPは、政府が求めるセキュリティ要求に照らしてクラウドサービスを評価・登録する制度です。公式の制度概要では、ISMAP等クラウドサービスリストからの調達を原則としています。提案されたサービス名、登録状況、対象機能、条件をリストと照合してください。基盤となるクラウドが登録されていても、その上のアプリケーションまで登録されたことにはなりません。
ISMAP-LIUが対象業務に合うか確認する
ISMAP-LIUは、リスクの小さな業務・情報の処理に用いるSaaSを対象とする仕組みです。すべての業務で使える簡略版ではありません。対象業務とサービスの条件を、最新の公式資料と調達側の判断で確認します。「必ず短期間で登録できる」といった説明を、そのまま導入計画の前提にしないでください。
監査と申請に必要な情報を確認する
通常のISMAP登録では、登録された監査機関による監査が申請の前提です。サービスの範囲、管理策の担当、運用の記録、申請文書を整理します。公式手続きでは、必要に応じて本監査前の早い段階で事前相談を使うことが勧められています。海外の認証や既存文書で何を説明でき、何が不足するかは、監査機関に確認します。
個別の仕様書と運用条件を確認する
調達仕様書には、機能、情報の取り扱い、支援体制、価格、納期など、別の条件もあります。各条件に対し、提案構成、証拠となる資料、担当者を対応付けます。導入後の変更や登録上の対応も契約で整理します。国内の販売会社が間に入ることだけで、登録や調達条件が満たされるわけではありません。
// 要点
押さえておきたいポイント
- 提案されたサービスと登録範囲を照合します。
- ISMAP-LIUの対象となる業務・情報かを確認します。
- 登録と個別の調達仕様を分けて判断します。
// よくあるご質問
よくあるご質問
登録済みのクラウド基盤を使えば、アプリケーションも登録済みになりますか?
基盤の登録だけで、アプリケーションの登録を示すことはできません。対象サービスの名称と登録範囲を、調達する機能と照合してください。
ISMAP-LIUは、すべての官公庁業務で使えますか?
リスクの小さな業務・情報の処理に用いるSaaSを対象とする仕組みです。対象業務とサービスが条件を満たすか、最新の公式資料で確認します。
最終更新:
調達するサービスと、登録範囲を照合する。
対象の調達仕様書、候補サービスと利用構成を確認します。ISMAP等の登録情報がどこまで対応するかをベンダーと照合し、製品説明、見積もりと技術資料を調達担当者にご案内します。
