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11/サイバーセキュリティ 約2分

エージェント・ネットワーク監視・台帳評価の使い分け

必要な情報と、機器の運用条件から方式を選びます。

「エージェントレス」は、機器上に専用ソフトウェアを導入しない方式を表す言葉です。すべての機器が見える、正確な情報が得られる、影響が一切ないという意味ではありません。エージェント、通信の監視、能動的な照会、台帳に基づく評価で、得られる情報と不足する情報を確認します。

役割の異なる二つの情報源

SC-SP-04 · REV A · 2026.07

端末からの情報

対応する機器

エージェント・権限

動作の観測

製品の対応範囲

調査

端末上の記録

台帳に基づく情報

機器の識別

メーカー・型番・版

リスクの照合

情報源・確度

優先順位

運用上の重要度

方式の例です。どちらか一方ですべての機器を網羅できることを示す図ではありません。

端末からの情報と、台帳に基づくリスク情報は、確認できる内容が異なります。
01

エージェントは対応条件を確認する

エージェントでは、対応するOSや権限の範囲で、端末の情報や動作を取得できます。ただし、取得できる内容は製品と設定によって異なります。専用機器では、メーカーの対応、負荷、保守条件を確認します。IoTや医療機器という分類だけで、導入が可能とも不可能とも判断できません。

02

ネットワークから見える範囲を確認する

受動的な監視で観測できるのは、接続した場所を流れる通信です。通信しない機器、別セグメント、暗号化された内容などは、確認の制約になります。能動的な照会では別の情報を取得できますが、影響の評価と承認が必要です。対応するプロトコルと、実際に取得できる型番やバージョンの項目を確認します。

03

台帳評価は識別情報の品質を確かめる

機器の情報サービスは、取り込んだメーカー、型番、ファームウェアなどに、リスクや保守の情報を加えます。曖昧な記録や判定できない記録も含めて検証してください。この方式は、現在の動作を検知する監視や、ネットワーク上の機器を探索する機能の代わりにはなりません。

04

実際の機器で組み合わせを評価する

管理された端末、専用機器、遠隔拠点などを選び、識別の精度、運用への影響、必要な権限、対応に使える情報を比較します。複数のツールを使う場合は、重複や不一致を誰が解消するかも決めます。方式の優劣を一律に付けるより、自社で確認できた範囲と残る課題を整理します。

出典・参考資料

// 要点

押さえておきたいポイント

  • エージェントレスという言葉だけで、網羅性や安全性を判断しません。
  • 各方式の接続、権限、対応範囲を確認します。
  • 代表的な機器で、方式の組み合わせを評価します。

// よくあるご質問

よくあるご質問

Q1

エージェントレスなら、すべての接続機器を特定できますか?

できるとは限りません。方式、観測するネットワーク、対応プロトコル、台帳の内容によって変わります。判定できなかった機器も含めて確認してください。

Q2

機器の情報サービスは、動作の監視を置き換えますか?

役割が異なります。識別した機器に関する既知のリスクを調べる機能だけでは、その機器が現在どのように動いているかまでは分かりません。

最終更新:

機器の種類に合う情報収集方法を選ぶ。

エージェントを入れられる端末と、設置できない機器を整理します。取得可能な型番・版情報や通信条件を確認し、DeviceTotalによる照合と他の調査方法を組み合わせる範囲を検討します。