StrategyCore
リソース一覧へ
08/サイバーセキュリティ 約2分

金融機関のDMARC導入で確認すること

顧客向けメールを守りながら、認証と不正対策を運用に組み込みます。

金融機関のメールには、取引通知、利用明細、認証など、顧客の業務や生活に直結するものがあります。DMARCを導入するときは、なりすましへの対策と、正規メールを届けるための確認を並行して進めます。特定の業界指針や配信事業者の要件を、すべての金融機関に共通する法的義務として扱わないことも大切です。

金融機関のメール認証の確認

SC-FL-09 · REV A · 2026.07

01棚卸し

顧客向けの配信

02認証

SPF・DKIMの整合性

03検証

配信・変更手順

04運用

監視・対応

DMARCの導入だけで、金融機関の法令対応全体を証明するものではありません。

顧客向け配信の棚卸し、認証の確認、配信テスト、継続運用を示します。
01

認証で確認できる範囲を理解する

DMARCは、From欄のドメインの使用が認証されているかを確認する仕組みです。メールの内容や送信者の意図を保証するものではなく、類似ドメインや正規アカウントの乗っ取りにも別の対策が必要です。顧客アカウントの保護、攻撃の検知、通報と対応の手順を組み合わせます。

02

適用される指針を確認する

金融庁は2026年4月の広報で、フィッシング耐性のある多要素認証などの対策を案内しています。DMARCだけでこうした対策全体を満たすわけではありません。自社に適用される監督指針、業界基準、内部規程を確認し、製品がどの要件を支援するかを整理します。

03

影響の大きい配信を優先して検証する

取引通知、明細、パスワード再設定、外部委託先などを棚卸しし、送信元ごとの管理者を決めます。SPFまたはDKIMのアライメントに加え、子会社の運用、転送、障害時の復旧も確認します。正規メールの遅延や受信拒否も、顧客対応に影響するリスクとして評価します。

04

調達と運用に必要な記録を残す

対象範囲、代表的なメールの検証結果、設定変更の承認、日本語サポートとエスカレーションの窓口を整理します。認証レポートに含まれる情報と、個人情報の保管先も確認してください。製品の認証取得だけを理由に、自社の法令対応まで完了すると判断することはできません。

出典・参考資料

// 要点

押さえておきたいポイント

  • DMARCは、不正対策全体の一部として位置付けます。
  • 自社に適用される指針と内部規程を確認します。
  • なりすまし対策と、正規メールの安定した配信を両立させます。

// よくあるご質問

よくあるご質問

Q1

DMARCを導入すれば、金融機関としての法令対応は完了しますか?

完了しません。DMARCが支援するのはメールのドメイン認証です。適用される指針、運用管理、個人情報の取り扱い、他の不正対策も含めて評価します。

Q2

技術検証では、何を確認すべきですか?

顧客向けメール、子会社や委託先の送信、認証の整合性、配信への影響、設定変更の承認、障害時の連絡先を確認します。合格基準は自社の業務に合わせて決めます。

最終更新:

金融機関の送信ドメインを整理する。

取引通知、広報、委託先配信などの送信経路を確認し、正規メールの認証とDMARCポリシーの変更を検討します。情報システム部門と配信担当者に、日本語で製品の設定と運用をご説明します。