トランザクションと分析に対応する基盤を使うと、一部のデータ転送や運用を整理できる場合があります。ただし、すべてのデータベースを置き換えたり、異なる業務の負荷を同じ設備にまとめたりすることが、常に適切とは限りません。統合する範囲と、分けて管理する範囲を検討します。
同じ基盤を利用する処理
SC-LY-03 · REV A · 2026.07
トランザクション
書き込み・応答
分析
クエリ・同時利用
検索
索引・鮮度
データ基盤
保存・分離・復旧
処理の概念図です。物理的な保存階層や、データが一つだけであることを示していません。
処理ごとの要件を分けて整理する
トランザクションの応答、分析の応答、必要な鮮度、同時利用数を整理します。書き込み、長いクエリ、保守作業も含めて、共有できるリソースと分離が必要な処理を決めます。複数の処理に対応するエンジンでも、それぞれの負荷がなくなるわけではありません。
保存方式とクエリの設計を検証する
SingleStoreは、行指向と列指向の保存方式を案内しています。スキーマ、キー、索引、データの分散方法によって性能は変わります。保存方式の名前だけで判断せず、実際のデータ量とクエリで確認します。既存アプリケーションのSQLの対応と、移行に必要な作業も確認してください。
負荷の競合と障害時の動作を確かめる
書き込みと分析を同時に実行し、応答の遅いケース、リソース不足、バックアップやノード障害の影響を確認します。データ保護と復旧の目標を決め、提案された構成で検証します。基盤の統合は、データの物理的なコピーが一つだけになることや、複製・バックアップが不要になることを意味しません。
運用を含む費用と提供形態を比較する
インフラ、ライセンス、連携、運用の費用を、現行構成の実測値と比較します。マネージド型と自社運用型では、利用できる機能と責任分担を個別に確認します。データの場所や法令対応も自社の要件で判断し、他社事例の削減率を、そのまま導入効果の見込みにしないようにします。
// 要点
押さえておきたいポイント
- 書き込みと分析を同時に実行し、競合を確認します。
- 保存方式やデータの分散は、業務に合わせて設計します。
- 費用、復旧、提供形態ごとの条件を比較します。
// よくあるご質問
よくあるご質問
HTAPを使うと、ETLはすべて不要になりますか?
一部の処理間の転送は減らせますが、他システムとの連携、加工、外部の利用先への配信などは必要な場合があります。
一つのエンジンなら、データのコピーも一つだけですか?
そうとは限りません。複製、バックアップ、キャッシュ、保存階層などを含め、実際の構成と復旧要件を確認します。
最終更新:
更新処理と分析を同時に動かして確認する。
トランザクション、分析クエリ、同時実行数と必要な応答時間をお聞かせください。SingleStoreの構成と制約を確認し、実際の負荷を組み合わせた性能検証をご案内します。
